2011年06月02日

ディープインパクト産駒を考える

ディープインパクト一色でスタートした昨年度のPOG。
どういう結果を出すか大注目を集めていましたが、初年度産駒から桜花賞馬マルセリーナを輩出。全体でみても118頭がデビューし57頭が勝利、勝ちあがり率48.3%という成績を残しました。
ちなみに他の主なSS系種牡馬の初年度産駒、POG期間の勝ち上がり率はフジキセキ29.8%、スペシャルウィーク32.9%、ネオユニヴァース26.4%。そしてアグネスタキオン48.1%。

アグネスタキオンの初年度産駒をも上回る驚異的な数字!(といってもSS存命中でこの数字を叩き出したタキオンの方が驚異的かもしれませんが…)

何はともあれ種牡馬としても大成功!といえるスタートを切ったように思われます。

だがしかし。それは普通の種牡馬での話。
サンデーサイレンスの後継種牡馬として期待され1年目から最高級の繁殖牝馬をこれでもかっ!というくらい集められたディープインパクトにとってはちょいと物足りない数字だったかもしれません。何せポストSSとして期待されている種牡馬。そしてPOGでもそういう期待をして指名した人も多いと思いますからね。

実際、父サンデーサイレンスの初年度産駒はPOG期間中にG毅款,魎泙狃転泯隠鮎 重賞勝ち馬7頭というぶっ飛んだ成績。
一方のディープインパクトは重賞3勝(G毅云 砲能転涵,素呂錬各、つまり複数回重賞を勝った馬は出ませんでした。またオークスでは6頭を出走させ馬券に絡めず。ダービーにも4頭を送り込みましたが掲示板に載れず最高着順9着という成績。
重賞勝利数は3分の1以下。しかも種付け頭数が多く出走頭数がSSの倍以上ということを考えると…。重賞勝利の期待値は6分の1ほど。。
今年度のディープ産駒も初年度同様、良質の繁殖牝馬を集めに集めておりますが、さすがにSS級の活躍を見込み指名馬を固めるのは危険なのかも?

ただSS級とはいかなくても、タキオン並みに活躍馬を出してくれればPOGでも十分すぎるほど期待はできる。固め打ちも危険ですが、これだけの良血繁殖牝馬の仔をまるで無視するのはもっと危険。

という訳でアグネスタキオンの初年度産駒とちょいと詳しく比較して今年の指名方針に活かしてみたいと思います。幸い勝ち馬率もかなり近いですしね。
ディープ産駒の重賞成績は上に書いたとおりですが、アグネスタキオンの方はといいますと、POG期間中に勝った重賞は2つ。G気錬裡硲縫泪ぅ襭辰裡云,任靴拭0豸あまり変わりませんねぇ。

ただよく調べてみると、結果はさほど変わらなくても内容がかなり違う。
ディープインパクトは重賞にのべ71回出走し3−5−10−53、勝率4.2%、連対率11.3%、複勝率25.3%。
対してアグネスタキオンは21回の出走で2−1−3−15、勝率9.5%、連対率14.2%、複勝率26.6%。

ディープインパクト産駒はタキオン産駒の3倍以上重賞に出走しています。POG期間の勝ち馬頭数はディープ57頭でタキオン50頭。7頭しか変わらないのに凄まじいまでの重賞出走回数の差…。それでいて重賞勝利数が1つしか違わないのは問題かもですが。。
また決定的に違うのは重賞で3着以内に入った馬の頭数。ディープインパクト産駒はマルセリーナ(2回)、ダノンバラード(2回)、トーセンラー、リアルインパクト(3回)、コティリオン(3回)、トーセンレーヴ(2回)、リベルタス、ハブルバブル、メデタシ、レッドセインツ、ディープサウンドの9頭いますが、対するアグネスタキオン産駒はロジック(4回)、ショウナンタキオン、トーホウアモーレの3頭だけ。

タキオンの初年度産駒は500万下やOPに壁があり夏の2歳重賞でショウナンタキオン、トーホウアモーレが好走した後は不振が続き、その後重賞戦線で活躍できたのはロジック1頭のみ。つまりほぼロジック1頭で稼いだ成績なのに対し、ディープ産駒は勝ち切れないながらもほぼ1年を通して様々な馬が重賞で馬券になりました。
期間内の特別勝ちを見てみるとディープインパクト産駒は17勝(OP2勝)でアグネスタキオン産駒は2勝。
どうやらディープ産駒の壁は重賞のようで、500万下に壁があったアグネスタキオン産駒と比較するとワンランク上の結果を残せている模様。

その500万下に壁があったタキオン産駒も2年目は特別10勝(OP4勝)と500万下に壁はなくなっています(SS死亡により繁殖の質が大幅アップという側面もありますが)。
タキオンだけでなく2年目のブレイクが多いSS系種牡馬。それにキングカメハメハなどSS系じゃなくても2年目のブレイクは近年特に多く感じます。
もしディープインパクトも2年目に初年度よりもうワンランク上の活躍ができるようなら、2、3着が多かった重賞でもサンデー並みの成績ができるかも。初年度から重賞好走馬9頭とそれだけの頭数はいましたからね。
またスペシャルウィーク2年目のシーザリオ、アグネスタキオン2年目のダイワスカーレット。ヴィクトワールピサもネオユニヴァースの2年目の産駒から出たようにSS系の種牡馬は2年目ブレイクするだけでなく超大物を出す事が多い。

初年度の活躍だけでパンチ力不足と決め付けるのはやはり危険。2年目に大活躍、それも上手くいけばSS級の活躍までする下地は既に1年目でチラホラと見えている(ちなみにサンデーの2年目産駒の期間中成績はG毅仮,魎泙狃転泯蕎 特別13勝)
他の指名者たちが初年度産駒をみてやや評価を下げてくるようならば、今年こそがディープインパクトの狙い目なのかもしれない。

まぁ2年目もあまり変わらない可能性も勿論あるんでしょうけどね…。


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newtype777 at 22:08│Comments(4)TrackBack(0)POG11〜12 

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この記事へのコメント

1. Posted by ナゾ   2011年06月03日 11:51
こんにちは


安田記念終わりでドラフトを控えて、ようやくリスト完成しました



ディープ産駒は
人気になってくるでしょうが、初年度ほど固めてこないかなと思ってます


あと
シンボリクリスエス産駒の取り扱いが難しいです

2. Posted by S.O   2011年06月03日 12:18
こんちは!!

今年の牡馬クラシック戦線が混沌としていたのはディープ産駒が原因だったのかもしれませんね。
好走したと思ったら次は凡走とか多かったですから。

種牡馬が2年目からブレイクする原因って何なのでしょうね。牧場の人や調教師などがその産駒の特徴を把握できないからでしょうか。
それともただ単にたまたまなのでしょうか。
3. Posted by amurou   2011年06月03日 12:27
ナゾさん、こんにちは!
ドラフト相変わらず早いですね〜!
今年も参考にさせて下さい。終了後の報告楽しみにしています^^

僕の周りでもディープ産駒あまり今年は評価高くないんですよね。あまり固めてこないかなと。まぁこの時期なので牽制が始まってるのかもしれませんけど(笑)
クリスエスはもうないだろうと思ったら今年はいい繁殖に恵まれて…。結構気になる馬いますよね。
アリゼオにアプレザンレーヴと何気に期間中活躍した馬もいますし上位で行かなければ僕はアリかなと思っています。
4. Posted by amurou   2011年06月03日 12:38
S.Oさん、こんちは!
重賞に壁がありましたからねぇ。そして人気にもなっていました。クラシック路線が混沌としてたのはディープ産駒が原因っていうのは当たってると思います。

2年目の種牡馬の大爆発。仰るとおり陣営が特徴を掴んで対応できるというのは大きいと思います。実際関係者のコメントでも良く見かけますし。
あとは“体”じゃないでしょうか?ムキムキだった競走馬の体型から、種牡馬の体になるまである程度時間がかかるのかなと。種牡馬の体つきは物凄い迫力ですからねぇ。現役時代と比べて100舛らい増えるらしいですし。
あとは繁殖牝馬と同じく年齢に旬の時期もあるのかも?タキオンやキンカメあたりは若すぎたのかもしれません。

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