2008年09月
2008年09月07日
新潟２歳Ｓ、小倉２歳Ｓ 回顧
小倉２歳に出走するのに小倉未経験、１２００ｍも未経験。そしてデビューから距離短縮ローテという異端児ツルマルジャパンは３着。
一方、マイネルレーニア、サクラメガワンダー、シルクネクサス、オースミグラスワンなど父と同じ栗毛の活躍馬が多いグラスワンダー産駒ですが“青毛”という毛色、馬主が西山牧場ではないのに“セイウン”という異端児セイウンワンダーは大外からの殿一気で新潟２歳Ｓを制しました。
今日は新馬戦を共に戦った２頭の異端児を中心に回顧。馬券？そんなもののことは気にしない。orz
でも、一応予想はこんなんでした→予想
新潟２歳Ｓ
１着◎セイウンワンダー
２着−ツクバホクトオー
３着−バンガロール
４着−エイシンタイガー
５着−カヴァリエ
８着△マッハヴェロシティ
１１着▲ゴールドスパークル
１２着○ガンズオブナバロン
１３着△ドリームゼニス
１５着△タニノベローナ
折角本命馬が勝ったのに（１番人気だけど）流した相手が凄い事に！まぁいいんです。馬券のことは気にしない！！
不良馬場なのにスタート悪く、２頭でちょいと離れた最後方を追走。各馬馬場のいいところを走ろうとする為、最後方にいたセイウンワンダーは外ラチ沿いを走るハメに。確かに馬場はいいかもしれませんが相当な距離をロスしたはず。
もしかしたら差せるかも？という差ではありましたがホントに差すとは恐れ入りました。ただ１頭３４秒台のアガリを使い２着以下に１馬身半差をつける快勝！
グラスワンダー産駒は“切れる馬”が多いですが、この馬も毛色は違えどやはり切れましたねぇ！！
久しぶりに出てきたＧＷ産駒の重賞ウイナーにニヤニヤっとさせられた今年の新潟２歳Ｓでした。
ただ２年前のゴールドアグリ、３年前のショウナンタキオンと素晴らしい切れる脚を使った馬が新潟２歳Ｓを制しましたが、その後はさっぱりなんですよね。。
今後はそういう心配にヤキモキさせられそうですが、是非暮れのＧ�気派禹卆�覇を狙って欲しいと思います！
それにしても私がＰＯＧで指名した母父ＳＳのＧＷ産駒は今頃なにをやってるのだろうか…
小倉２歳Ｓ
１着−デグラーティア
２着−コウエイハート
３着−ツルマルジャパン
４着◎シルクナデシコ
５着○ワンカラット
６着△ノアウイニング
８着△マルカゼウス
１３着▲メイクデュース
１４着△エーシンワンダーズ
このレースにＯＰ実績は必要ナスと書いたらこの結果。競馬の神様もひとが悪い。何も九州産馬限定ＯＰひまわり賞の勝ち馬まで来なくてもと思うんだが…
まぁいいんです、馬券のことは
圧倒的な人気に推されていたツルマルジャパンはスタートが一息で結果、枠の差が出た結果になってしまいました。それでもあっさりハナを奪うスピードは流石でしたし、正直４コーナーでは惨敗するかと思って観ていたんですが、どっこい直線での粘りも素晴らしかった。
最内枠から勝った３年前のアルーリングボイスのように途中で外目に出せていればという内容。スタートさえ良ければ。ゲートで少し待たされたのも痛かったのかもしれません。
マイルから使い１２００ｍと連勝している馬にしては珍しいローテを使い、実際スプリント戦でも楽に通用するスピードを見せましたが、阪神マイルで後の新潟チャンプを完封しているようにマイルまでは持つ馬。
この馬も是非暮れには２歳Ｇ�気如�そして異端児同士の再戦、観てみたいものです。
2008年09月06日
新潟２歳Ｓ、小倉２歳Ｓ 最終予想
今年はダリア賞の勝ち馬もマリーゴールド賞の勝ち馬もいない今年の新潟２歳Ｓ。過去の傾向から３着がやたらと多いものの複勝率１００％という結果を出していた新潟１４００ｍのＯＰ勝ち馬。どちらかがいれば楽に予想できたかもしれません。
過去の傾向→データ
抜群の成績を誇る新潟ＯＰの勝ち馬ですが負けていた馬の成績はというとイマイチ。そしてキャリア１戦の人気馬も信頼度に欠ける成績。
となればキャリア２戦以上、つまり前走未勝利戦勝ち馬を中心にした予想で。
◎はセイウンワンダー。ホントは新潟経験のある馬から買いたかったんですが、なんせグラスワンダー産駒なもので。。
初戦は３着以下を大きく引き離しツルマルジャパンとコンマ１秒差の競馬。単純に考えてマリーＧ賞に出ていても差のない競馬をしたと思われる。問題は新潟の経験がない事と想像以上に人気になってる事。
○にガンズオブナバロン。こちらも前走未勝利戦で強い勝ち方をした馬。しかも新潟で。しかしこの２頭で前日１、２番人気になるとは…。
グラスワンダー産駒の対抗がスペシャルウィーク産駒。なにかドラマを感じる。
▲にゴールドスパークル。キャリア１戦の馬は信頼度に欠けるというものの、過去７年中４頭も優勝。軸にするのは危険ですが切るのはもっと危険。
本命、対抗がグラスワンダー産駒とスペシャルウィーク産駒で単穴にステイゴールド産駒。なにか熱いものを感じる。
△にキャリア３戦が武器になるかもドリームゼニス。新潟１４００ｍ以上の新馬を勝ってきたマッハヴェロシティ、タニノベローナ、マイネルウェイヴ。
マリーゴ−ルド賞２、３着馬は消し。人気になっているダイワバーガンディはキャリア１戦、しかも新潟とはまるで違う馬場の福島、それも１２００ｍ。切れよりもパワフルでタフなイメージの最近のブライアンズタイム産駒。素晴らしい末脚でしたが平坦コースではどうか？気合いの消し。
買い目
◎セイウンワンダー○ガンズオブナバロン▲ゴールドスパークル
△ドリームゼニス、マッハヴェロシティ、タニノベローナ、マイネルウェイヴ
馬連 ◎−○▲△△△△ ６点
３連単２頭軸マルチ ◎○軸で相手▲△△△△ ３０点
続いて小倉２歳Ｓ。過去の傾向はこちらです→データ
新潟を１、２番人気から買うからではありませんが、こちらはちょいと穴狙いで。逃げ馬なんであまり関係ないかもしれませんが、馬場が荒れて不利な最内ツルマルジャパンが圧倒的な人気に。
しかもこの馬１２００ｍの経験も小倉の経験もない馬。これまでの２戦も少頭数だっただけに１２００ｍのスピードで序盤からガンガン絡まれた場合どうなるか？
ぶっちぎられたら仕方ナスの消し。
前日２番人気のデグラーティアは過去１０年で10、２、９、１、４、５、11着と人気ほど走らないフェニックス賞勝ち馬。同条件のＯＰ勝ち馬ということで人気になっているのでしょうが、小倉２歳にＯＰ実績は必要ナス。
外から豪快に差してきたら仕方ナスの消し。
ということでこの２頭を切った人気どころのＢＯＸで。ロト６のような予想ですんません。
形式的な◎ですが本命はシルクナデシコ。小柄な馬ですし、ちょいと内に入りすぎた気もしますが末脚と持ち時計が魅力的。まだ上積みもありそうですし、ツルマルジャパンが逃げ、他馬が追いかける展開なら脚質的にも面白い。
対抗に初戦から１分９秒フラットで走ったワンカラット。単穴に稍重で１分８秒３で走っているメイクデュース。押さえはノアウイニング、マルカゼウス、エーシンワンダーズ。
買い目
◎シルクナデシコ○ワンカラット▲メイクデュース
△ノアウイニング、マルカゼウス、エーシンワンダーズ
馬連 ６頭ＢＯＸ １５点
３連複 ６頭ＢＯＸ ２０点
圧倒的１番人気を蹴った上にこんなに点数買って大丈夫なんだろうか・・・
2008年09月03日
小倉２歳Ｓ 過去の傾向から
新潟のＯＰ勝ち馬が小倉に登場。ちょいと例年にない展開。しかもこのツルマルジャパン、ここに無事出走すればデビューから１６００→１４００→１２００ｍと距離を短縮して出走するという異端ぶり。
確かにレースをみるとスピード感抜群の走りで新潟よりこちら向きといった感じはするのですが。
過去１０年で勝ち馬からタムロチェリー、メイショウボーラー、アストンマーチャンと３頭のＧ1馬を輩出している小倉２歳Ｓでこの異端児がどういう結果を出すのか非常に楽しみです。
それでは小倉で開催された年を対象にした過去９年の傾向からです。
６、10、９、４、１、４、３、11、３着
１、９、２、13、５、６、１、５、８着
10、１、７、15、２、３、５、１、９着
４番人気
２、２、14、５、３、１、13、３、７着
５番人気
４、14、11、２、12、７、２、２、１着
１〜５番人気でキャリア１戦の馬
１、６、10、１、２、10、14、２、７、４、５、13、５、12、１、３、５、８、９着
１〜５番人気でキャリア２戦以上の馬
２、４、９、９、11、14、２、15、１、２、３、３、４、６、７、１、２、５、13、１、２、３、11、１、３、７、着
キャリア数はやはり１戦より２戦以上の方が若干いいようですが、かといって信頼できる程でもなく…。キャリア１戦の馬も新潟ほど酷くはないようなのであまり気にする必要はなさそうです。
フェニックス賞
フェニックス賞勝ち馬の成績は
10、２、９、１、４、５、11着
フェニックス賞２〜５着馬の成績は
３、６、11、４、３、14、10、５、２、13、３、７、３、４着
やはり同条件のＯＰ、フェニックス賞の勝ち馬が人気に推されることが多いようですがあまり成績はよくないご様子。ならば人気面からも２〜５着馬を狙っても面白そう。ただ３着ばかりなので買うなら３着付けか３連複がよさそうですが。
今日のまとめ
レース振りからも、ローテ的にも気になるツルマルジャパンですが、恐らくこの馬が１番人気。そして１番人気は不振のデータ。小倉未出走ですし１２００ｍも初というこのレースの出走馬にしてみれば異例中の異例。
ＯＰ実績の必要ないレース。そしてまだ２歳のこの時期にこういう人気馬から買うのもなんだか違う気がする。特にこういうデータ系のブログをやっていれば尚更です。
こちらもまた人気になりそうな（恐らく２番人気？）フェニックス賞１着馬デグラーティア。しかしフェニックス賞の勝ち馬も不振！
と、いうことでこの２頭を切った３〜５番人気あたりの馬でＢＯＸ！というのが現時点での予想。
こういう事やるとあっさり１、２番人気で決まるんですけどね…
2008年09月02日
新潟２歳Ｓ ２歳戦ですが今年は好きな馬から買うべし！
新潟２歳Ｓといえば最近は新種牡馬が活躍している印象。３年前にはアグネスタキオン産駒ショウナンタキオンが勝ち、一昨年はタニノギムレット産駒ゴールドアグリが優勝。
昨年は勝ち馬を出せませんでしたがゴールドアリュール産駒のタケミカヅチが１番人気に推され（６着）、ゴールドストレインが３着と馬券に絡みました。
今年はちょいと新種牡馬の産駒は厳しい状況ですが、なんの種牡馬の産駒がこのレースを勝つのか非常に楽しみ。
ここで勝った種牡馬の産駒が翌年のクラシックでも活躍していますからね。その世代でどの種牡馬の勢いがあるのか？を予想する目安になるかもしれません。
ということでグラスワンダー産駒ガンバレ！の新潟２歳Ｓ過去７年の傾向です。
上位人気の成績（）内は１４００ｍ
１番人気
（２）、３、１、１、１、３、６着
２番人気
（５）、15、２、６、２、１、４着
３番人気
（６）、４、11、２、３、８、11着
４番人気
（３）、１、９、８、６、７、１着
５番人気
（１）、８、13、５、９、14、５着
１番人気馬が強いレースでしたが昨年連続複勝記録が途切れてしまいました。とはいえ毎年５番人気以内の馬（マイル戦になってからは４番人気以内）が優勝。ここ２年は紐が荒れていますが基本的に人気馬が強いレースです。
５番人気以内のキャリア１戦の馬の成績
１、６、１、４、13、15、２、５、６、１、６、１、８、14、４、５、６、11着
６番人気以下でキャリア１戦だった馬の成績
９、12、11、13、16、10、６、３、14、17、４、７、11、９、４、７、８、11、13、16、２、16、３、13、16、17着
昨年は１番人気タケミカヅチをはじめ５番人気以内の馬の４頭までもがキャリア１戦でした。結果は４、５、６、11着。そして唯一人気馬の中でキャリア２戦以上あったエフティマイアが優勝。
基本的にキャリア１戦の馬は割引き！と言いたいところですが過去７年中４勝がキャリア１戦の馬なんですよね。スパッと切ると痛い目にあいそうですが軸はキャリア２戦以上の馬の方がいいかも。
ＯＰ実績
ダリア賞１着馬
３、１、１、３、３着
ダリア賞２、３着馬
12、４、９、８着
マリーゴールド賞１着馬（１４００ｍになってからのみ）
３、１着
マリーゴールド賞２、３着馬
14、４、７着
２着以下は不要！と書くハズだったんですが昨年ダリア賞６着からシャランジュが２着に。ただ抜群に安定しているのは勝ち馬のみ、負けてた馬が人気するようなら割り引いて考えたいところ。
今日のまとめ
今年は珍しくＯＰ勝ち馬が不在。信頼度イマイチとはいえ４勝をあげているキャリア１戦の馬からいくか？珍しく人気馬が揃いそうな前走未勝利組から行くか？だがしかし前走未勝利出走馬は過去７年で０勝…。ならば過去のデータではさっぱりですがＯＰ２、３着馬から行くか？
人気馬が強い新潟２歳ですが、今年はどこから行ってもデータからは危ない予感。ならば好きな種牡馬の産駒から行くのもアリかもしれません。
登録馬の父名を見渡せば日本で走っていた馬ばかり。こういう楽しみ方ができるとはいい時代になったものです。
