2009年04月13日
皐月賞 ロジユニヴァースを考える
さて皐月賞！
牝馬は１強ムードでそのまんまの結果となりましたが牡馬の方はというと今年は高いレベルでの混戦。
かなりの好メンバーが揃ったといえるのではないでしょうか。
上手くいけばこの世代９８、０１年クラシック世代と並ぶような最強世代になれるかもしれませんね。
その大物候補が揃ったこの世代の中で皐月賞の主役を勤めるのが重賞３勝を含む無傷の４連勝で皐月賞に駒を進めたロジユニヴァース。
今日はこのロジユニヴァースについてちょっと書いてみようと思います。
データから買い材料は？
この馬の凄いところはまず札幌２歳Ｓをキャリア１戦で制したこと。出世レースといわれる１８００ｍの札幌２歳Ｓをキャリア１戦で制した馬は過去僅か２頭。ダービー馬ジャングルポケットと３歳で札幌記念を制したサクラプレジデントです。
その２頭の皐月賞での成績は３、２着。しかもジャングルポケットは躓きながらの３着ですからねぇ。そういう馬でないと札幌２歳Ｓをキャリア１戦で制する事は困難！
ロジユニヴァースもかなり期待できそう！
続いて３戦目はこちらも出世レースであるラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓを無敗で制覇。このレースを無敗で制した馬は９１年以降ロイヤルタッチ、ロードアックス、アグネスタキオン、フサイチホウオーの４頭でロジユニヴァースを入れると５頭目。
ロードアックスはその後泣かず飛ばずでマル外のため皐月賞にも出ていませんが出走した３頭の皐月賞での成績は２、１、３着とこちらも馬券圏内をきっちりキープ。
ロジユニヴァースもきっちり馬券に絡んでくれそうです！
そして最後に弥生賞。このレースのことは弥生賞の時にも書きましたが、グレード制導入後このレースを無敗で制したのはダイシンフブキ、シンボリルドルフ、フジキセキ、アグネスタキオン、ディープインパクトの５頭。
ダイシンフブキという馬はどうやら距離の壁があったようで７着に沈んでしまっているようですが残りの面子が凄まじい。皐月賞を走った残りの３頭の成績は１、１、１着で内２頭が無敗の３冠馬。
ロジユニヴァースこりゃ間違いないんじゃ…
データは全くないが不安材料は？
なんかもう逆らうのは無謀なほどにデータが揃っているロジユニヴァースですが強引に不安材料も。データなんぞありません。
まずこの馬の名を一気に高める事になったラジオＮＩＫＫＥＩ賞２歳Ｓ。超大物候補と騒がれていたリーチザクラウンを４馬身もちぎったレースです。
しかしこの時のリーチザクラウンはＨペースで逃げて直線失速。終いはバテバテでした。未勝利、千両賞、きさらぎ賞で見せた強いリーチザクラウンではまるでなく３着以下に差されなかったのが不思議なくらい。ただこの時の３着以下のその後の成績を見ると…差せなくても納得ちゃ納得なんですが。。
このレースはリーチザクラウンが２着に粘ってくれたお陰でレースレベルに疑問符がつきづらいですが、実際はリーチザクラウン自爆、３着以下は…というＧ�靴箸靴討呂舛腓い畔�足りないレースだった可能性も。
次に弥生賞。逃げて大楽勝というレースでしたがこの時の最大のライバルであるセイウンワンダーは正月太りか距離の壁か？２歳王者の面影なく凡走。また差す競馬を試したアーリーロブストもさっぱり伸びずに６着。
結局２着に入ったのは未勝利戦から半年休養明けのミッキーペトラ。。更に３着には前走シンザン記念１０着のモエレエキスパート。ロジユニヴァースを除くとＯＰでもいいようなレースレベル。
つまりロジユニヴァースは“強い馬”とは一緒に走っているのですが、その相手が勝手に自爆した為に“強いレースをした強い馬”とはまだ一緒に走ってない。
なので出世レースをポンポン勝ってきてはいるものの、どんだけ強いかはいまだ謎のまま。
個人的には久しぶりにこんな強い関東馬が出てきたのでホンモノであって欲しいのですが…。どーなんでしょう？
こういうのを考えるのが競馬の予想の醍醐味なのかなと。１週間悩んで楽しみたいと思います。
明日は普通に皐月賞の過去の傾向を更新予定デス
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この記事へのコメント
ダイシンフブキも弥生賞までは強かったですよ。
戦ってきた相手の格が違うかも知れませんが、タキオンみたいでした。
・・・・と不安にさせてみる（笑）
ルドルフはビデオで観てるのですがダイシンフブキは映像でも見たことなかったもので貴重な意見参考になります＾＾
やはり無敗で弥生賞を勝つ馬ってのはどの馬も特別なんですねぇ。
思いっきり不安になりました（笑）
