2010年09月20日
セントライト記念、ローズS 回顧
1日遅れですが昨日行われた両TRの回顧を。
セントライト記念 予想
1着◎クォークスター
2着▲ヤマニンエルブ
3着△アロマカフェ
4着−ゲームマエストロ
5着−ダークシャドウ
9着〇ミキノバンジョー
10着△ベストアンサー
14着△ゲシュタルト
これは勝ち馬よりも2着馬ヤマニンエルブについて書かないといかんなというレースになりましたねぇ。大方の予想通りの大逃げ。しかし予想以上だったのは直線でのリードと粘り。
そんでもって何が凄いって好位で追走していた人気どころは1頭としてこの馬を差せていないんですよね。昨年のエリザベス女王杯は人気薄故のノーマークでSペースに落とした大逃げしたが今回のヤマニンエルブは4番人気。強い逃げ馬が1頭いるぞ!というのは騎手の頭にはあったハズですが追走不能のHペースで捕まえに行った馬が潰れちゃう強烈な大逃げでした。
こういう競馬を盛り上げられる馬が長距離の菊花賞に出るだけでもワクワクしちゃいます。また血統からも2頭の菊花賞馬を輩出しているサッカーボーイの産駒ですからワクワク感も5割増しといったところでしょうか。
神戸新聞杯で今回のような競馬で勝っちゃたりしたら本番はマークも厳しくなりそうですがセントライト記念で最後差されて2着。というのも本番での大逃走劇に有利に働きそうな気配。
3頭目のサッカーボーイ産駒の菊花賞馬。あるかもしれませんねぇ!
ダービーを“3強”で盛り上げた3頭はいませんが菊花賞もまた例年以上に見応えのあるレースになりそうで良かった。
ローズS
1着△アニメイトバイオ
2着−ワイルドラズベリー
3着△エーシンリターンズ
4着▲アパパネ
5着−トゥニーポート
7着△アグネスワルツ
8着〇オウケンサクラ
10着◎レディアルバローザ
頭数にしては結構速いペースだったというか有力各馬が好位に固まり、ペース以上に厳しい展開になったように思います。
結果、道中後方で脚を溜めていた馬のワンツースリーに。
恐らくアグネスワルツやオウケンサクラも本来の力からすればこれくらいの厳しい流れはへっちゃらなんでしょうけど、直線では失速。その辺りが仕上げの差というか休み明けなんでしょうかね。
オークス掲示板からの直行馬の成績があまり奮わない原因はこういうことなのかもしれません。
ただ同じく馬券に絡めなかったとはいえアパパネは流石の競馬。この馬も厳しい好位で追走しながらも、直線では馬群を割って一旦は完全に抜け出していました。最後はチューリップ賞の時のように差されてしましましたが、TRとしては上々すぎる内容。
馬体からも余裕残しの仕上げを感じられただけに一際目立つ強さだったと思います。
敗れはしたものの3冠制覇を夢見るには申し分のない競馬。一夏越して弱くなるというか上積みがなく一気に他馬に追いつかれる3歳牝馬も多いんですけどね。
そういう心配はなさそうで一安心。
これで秋華賞でのオークス馬同士のリターンマッチは盛り上がってきそうですねぇ!