2010年11月16日
マイルCS 過去の傾向から
ジャパンCの登録馬をみちゃうとちょいと見劣りしちゃいますけど、今年のマイルCSはなかなか面白い。
6歳暮れから本格化スプリント路線で堅実な成績を残しはじめたキンシャサノキセキはいますが、その他はかなりフレッシュなメンバーになりそう。まだまだ底を見せていないダノンヨーヨー、テイエムオーロラはまだ4歳。そして世代レベルが高いといわれている3歳馬はなんと7頭も登録。
ここ最近のマイル路線には中心馬と呼べる馬がいませんでしたから、この若い世代から今後のマイル路線を引っ張っていく馬が出ることを期待しています。
それではマイルCS過去10年の傾向です。
上位人気の成績
1番人気
2、9、7、8、1、8、1、1、2、1着
2番人気
8、2、11、2、9、3、7、4、4、3着
3番人気
11、12、2、5、14、1、2、5、5、4着
4番人気
5、1、5、4、2、2、12、2、1、6着
二桁人気が2勝、2着1回、3着5回と8頭も馬券に絡み波乱のイメージ。しかし連に絡んだ3頭の二桁人気馬を除くと残りの連対馬は全て5番人気以内と意外にも上位人気馬が強いレースなんですよね。
堅いか波乱か?と両極端。紐荒れを狙う場合は思い切って超人気薄を狙ってみるといいかもしれません。
4番人気以内の馬の前走別成績
前走天皇賞出走馬
2、11、2、1、1、2、1、4、5、4、1、4、6着
前走毎日王冠出走馬
2、2、4、2着
前走スプリンターズS出走馬
8、1、12、7、1、8着
前走スワンS出走馬
5、11、2、5着
天皇賞、スプリンターズS以外のG?レースに出走していた馬
3、7、12、3着
それ以外のレースに出走していた馬
2、9、5、5、8、9、1、2着
人気馬で安心して買えるのは天皇賞組とサンプル数すくないですが毎日王冠。府中からの短縮ローテで出走してきた馬が好走しやすいようです。
特に天皇賞出走の人気馬は7連対、そして6着以下は2度だけという安定した成績。逆に言えば他のレースに出走していた馬が上位人気を占めるような年は波乱を頭に入れといた方がいいのかも。
前走成績から
5番人気以下の馬も含めて。主要ステップを。
天皇賞(秋)3着以内
2、4、1、4、5、1着
天皇賞(秋)4〜9着馬
7、14、2、6、11、6、13、8、1、2、8、1、4着
天皇賞(秋)10着以下
3、11、17、3、13、5、12、4、6着
スプリンターズS掲示板から
8、12、7、15、1、1、6、8着
スプリンターズS6着以下から
18、1、3、17着
スワンS3着以内
4、11、6、4、3、13、3、3、4、7、11、6、3、15、2、12、5、15、18着
富士S3着以内
10、2、8、9、5、9、12、5、8、6、10、16、9、18、10、13、10、14、5、18着
天皇賞組は一桁着順であれば連対可能。二桁着順になるといくら天皇賞組といえどさすがにちょいと厳しいか…。
ただ、ここ5年で4勝と勝ちまくっている天皇賞組ですが3着以内の馬でも連対率は50%。4〜9着馬になるとぶっ飛んでる馬の方が多いです。天皇賞出走馬から買っておけば間違いねーだろ!みたいな思い込みは危険です。
重要なステップレースであったハズのスワンSは過去10年で優勝なし。連対馬も1頭のみという寂しい成績。また4着以下から巻き返したも一昨年のファイングレイン1頭のみ。狙っても上位入着馬から2、3着付けという買い方が良さそう。ただスワンS組は人気薄で来ることが多いので紐で是非狙いたいステップ。
一方富士S組は3着以内からの連対は僅か1頭という激しい成績。4着以下からはトウカイポイントの優勝、そして昨年のマイネルファルケの2着がありますが…。こちらもあまり人気では買いたくないステップです…。
今日のまとめ
えらい魅力的なメンバー構成ですがデータからは非常に危うい馬ばかり。キンシャサノキセキは久々のマイル戦で掛かる心配もありますしスプリンターズSからのステップも微妙。そしてダノンヨーヨーは過去10年これだけ出走していて、あんだけ負けている富士Sの好走馬。疑いたくもなります。
頼みの天皇賞組も今年は一桁着順はオウケンサクラ、スマイルジャックの2頭のみ。4〜9着馬の成績も思ったほどは安定感ありませんし…。
ってな訳で久々にちょいと変わったローテから連対馬がでそうな気も。秋華賞4着からのワイルドラズベリー、府中牝馬S勝ちのテイエムオーロラ。この辺りがなんか臭い気がします。
終わってみたらまた牝馬かと。そんな回顧を書いていそう。