2011年12月26日
アグネスタキオン以来のキャリア1戦V アダムスピーク
毎年のように評判馬、素質馬が揃うラジオNIKKEI杯2歳S。キャリア1戦で馬券になる馬は結構いるんですが、優勝となると11年前のアグネスタキオン以来の快挙。
ここ10年キャリア1戦でこのレース馬券になった馬の中には2着にヴィクトリー、3着にアドマイヤジャパン、ダノンシャンティなど活躍馬も目立ちます。まぁサダムイダテンのようにこれっきりっていう馬もいるんですが…。
まぁしかし2、3着に札幌2歳Sの連対馬、4着に京都2歳S勝ち馬と実績馬を従えての勝利ですからねぇ。アダムスピーク!これはかなり期待してもいいのではないでしょうか?
最後までもつれにもつれた2歳リーディングサイアーもこの勝利がトドメとなりディープインパクトが2連覇を達成。
ちなみにディープ産駒の重賞ウイナーはこの世代ディープブリランテ、ジョワドヴィーヴル、アダムスピークと3頭出ましたが、どの馬もキャリア1戦で重賞に勝ってるんですよね。阪神JFは史上初。ラジオNIKKEI杯2歳Sはタキオン以来。そう簡単ではないはずなんですが…。凄い。
6回阪神7日(12月24日)ラジオNIKKEI杯2歳S 芝2000m
アダムスピーク・・・★★★★+★
枠にも恵まれましたが今回も3番手を先行。楽に好位につけれるセンスは素晴らしい。内でじっくり脚を溜めて直線に向くと一瞬囲まれはしたものの、前が開くと狭いところを割って楽に突き抜けた。初戦では末脚のインパクトはあまりないと書いたんですが…切れましたねぇ。非常にセンスが良い馬でスッと好位から抜け出す競馬が得意そう。外枠に入った時どんな競馬をするのか観てみたい。★1つ追加です。
6回阪神7日(12月24日)新馬 芝1600m
ヤマニンファラオ・・・★★★
ヤマニンウィスカーの半弟でダイワメジャー産駒。Sペースで全馬一団の道中を中団やや後ろの外から追走。コーナーでも外、外と回し直線での瞬発力勝負へ。スパッと切れる訳ではないですが、徐々にグングン加速しラスト1Fでトップスピード。内で懸命に伸びていた私のドラ1を捻じ伏せた。直線長いコースで末脚を生かす競馬が合いそうな馬。
6回阪神7日(12月24日)未勝利 芝1600m
エアソミュール・・・★★★★★
母父SSのジャングルポケット産駒で叔母、叔父にエアデジャヴー、エアシャカールがいる良血馬。縦長の展開を中団から追走。道中は思いっきり引っ掛かっていましが…。直線入ったところで全くの馬なりのまま先頭に並びかける。相当前向きな気性で追わずとも本気で走るタイプかと思いきや、追ったら更に突き抜けた。突き抜けたあとも若さ爆発と、まだまだ幼さ全開の馬ですが久しぶりにこの一族からそれらしい馬が出てきたなという感じです。
6回阪神7日(12月24日)未勝利 芝1800m
ベールドインパクト・・・★★★★
スタート悪く後方4番手からの競馬。3コーナーから強烈なマクリをみせ直線入り口では早くも先頭に立つ勢い。かなり脚を使ったはずですが、直線でもジワリジワリと力強く伸び切り後続を突き放す。半姉にコイウタ、叔母にビハインドマスクという血統ですが、スタミナはかなり備わってそうな感じが…。能力は相当も不器用なので上でも取りこぼしが多そうな予感。
5回中山7日(12月24日)未勝利 芝2000m
アロヒラニ・・・★★★
母はブエナビスタの半姉ファインセラ、父キングカメハメハという血統。道中は中団で待機、3コーナーから外に持ち出し大外をぶん回しながら直線へ。馬体重よりも更に小柄に見える馬ですが、力の要るコースも何のその。鋭い瞬発力で1馬身1/4差抜け出した。血統からも走りからも注目の馬でしたが…どうやら骨折しちゃった模様。
6回阪神8日(12月25日)500万下 芝1600m
オリービン・・・★★★+★
スタートでやや遅れ後方からの競馬。3〜4コーナーで早くもムチが3、4発入り外からグイグイと力強く脚を伸ばす。スパッと切れるタイプではなく追うごとに加速するような力強い末脚。ゴール前の急坂で豪快に突き放し1馬身3/4差をつける完勝。時計の速い馬場は切れ負けしそうなイメージですがこういう力の要る馬場は滅法得意そうで相手なりにも走れるタイプ。
5回中山8日(12月25日)ホープフルS 芝2000m
アドマイヤブルー・・・★★★★
今回も好スタートからスーッと前へ。4、5番手の外できっちりと折り合う。直線では前4頭を射程に入れて追われるもなかなか並びかけることはできず…でしたが。ゴール直前になっていきなりエンジン全開か?一瞬で前を捕らえてクビ差の勝利。エンジンの掛かりがやや遅い印象も、掛かってからの瞬発力は凄まじい。計って差し切ったのか、ギリギリ間に合ったのかは謎。
5回中山8日(12月25日)新馬 芝1800m
ミステリーコード・・・★★★
好スタートから控えてインの3番手を追走。ゆったりとしたペースを折り合わせながら直線までじっと我慢。直線でGOサインが出ると一気に前2頭を捕まえて抜け出した。最後は流して2馬身半差の楽勝!抜け出す時の脚も速く、抜け出してからの伸びも上々。ネオユニヴァース産駒ですがあまりごつくはなく、中山だけという印象はありません。