2012年01月31日
きさらぎ賞 過去の傾向から
今年のきさらぎ賞は新馬戦の勝ち方で高い評価を受けながら2戦目、3戦目で期待を裏切ってしまった馬が多い。
1番人気の新潟2歳Sで2着、東スポ杯では4着に敗れたジャスタウェイ。先日の若駒Sで圧倒的な単勝人気を裏切り2着に敗れたワールドエース。4ヶ月明けながら福寿草特別で1番人気に支持され12着に大敗したレッドアーヴィング。エリカ賞、福寿草特別で5、4着と500万下で足踏みの続くヒストリカルに京都2歳Sで4着に沈んだアルキメデス。
言葉は悪いかもしれませんが、敗者復活戦のようなメンバー。ただここはクラシックにバンバン直結する超出世レースきさらぎ賞。勝ち方次第ではクラシックの中心馬に再浮上する可能性も大。
どの馬が汚名を返上できるのか?それともベールドインパクト、マジカルツアーが連勝を決めてクラシック路線に急浮上するのか?
それともそれとも、重賞で好走歴のある伏兵が??
今年も好面子が揃った出世レース、きさらぎ賞。過去10年の傾向です。
上位人気の成績
1番人気
8、3、2、3、2、4、7、1、2、4着
2番人気
2、2、10、1、1、2、6、2、5、3着
3番人気
5、1、1、4、8、1、4、4、4、1着
4番人気
4、10、11、9、5、3、5、5、6、6着
3番人気以内の馬が7勝、2着7回で14連対と人気馬が滅法強い。大波乱となった08年を除く9回で連対しており、その内7回で3番人気以内の馬が2頭以上複勝圏にきています。
ただし、4番人気の馬券絡みが少ないため5〜8番人気といった中位人気馬の突っ込みも多い。3番人気以内の馬を軸に本命サイドから中位人気に点数を絞って流したいレースです。
前走別成績(芝出走馬のみ)
朝日杯FSで5着以内
2、4、5着
朝日杯FS6着以下
6、3着
ラジオNIKKEI杯3着以内
8、11、2、10、1着
ラジオNIKKEI杯4着以下
7、9、3、1、4着
その他の重賞で3着以内
4、2、3、10、4、4、6、3、5着
その他の重賞で4着以下
3、10、11、6、14、7、8、9、11着
OP特別連対馬
6、4、2、2、1、2、6着
OP特別3着以下
5、8、6、9、5、7、5、5、15、10着
500万下勝ち馬
1、9、1、1、1、8、8、7、2、4、5、2着
500万下で負けていた馬
5、12、5、8、12、3、9、10、12、2、9、11、3、6、8、9、10、11、1、6、7、10着
未勝利戦勝ち馬
7、14、13、6、7、11、3、5、8、1、3、7、9、2着
キャリア1戦の馬
3、7、8、4、12、4着
前走芝の重賞出走馬は僅か2勝(ダート重賞出走馬1勝)。ラジオNIKKEI杯2歳Sやシンザン記念の好走馬も多く出走している割に勝ち切る馬は少なく、4、5着が多い印象。既に重賞で賞金加算している馬はここをスキップしてTRに回る馬が多く、出てくる馬は…ということなんでしょうか?
逆に前走が重賞ではない馬が7勝していますが、この内6頭がここが重賞初挑戦の馬でした。時期的にみても2歳重賞に間に合わなかった大物が活躍しやすいレースなのかもしれません。
ちなみに連対馬20頭中18頭の前走着順は3着以内。例外2頭は朝日杯5着のアグネスソニックとラジオNIKKEI杯5着のアサクサキングス。6着以下は超割引き。
上位3番人気の前走別成績
朝日杯FS出走馬
2、4、5着
ラジオNIKKEI杯2歳S5着以内
8、1、2、1、4着
その他の重賞3着以内
2、10、4、3着
OP特別連対馬
2、1、2、6着
OP特別3着以下
5着
500万下勝ち馬
1、1、1、8、7、2、4、2着
500万下で負けていた馬
3、1着
キャリア1戦の馬
3、4、4着
人気馬であれば前走重賞組でも勝ち負けできる馬が多い。とはいえ結構な確率で飛んでいますが…。
やはり人気馬の前走も500万下組が好調。負けていた馬(前走2、3着)も含めて10頭が出走し複勝率7割。問題は今年の出走メンツに前走500万下で馬券になってた馬がいないことくらいでしょうか…。
今日のまとめ
上にも書いたとおり今年は過去10年で5勝している前走500万下3着以内の馬が不在。また、ここでも勝ち切れる重賞であるラジオNIKKEI杯2歳S組もいません。その他の重賞出走馬は来ても3〜5着が多く軸にするのは頼りない。。
ということで現時点での本命候補はOP特別連対のワールドエース。ただ前走OP特別組は2着が多いんですよね。
今回も1番人気になりそうな雰囲気ですが、何気に1番人気も2、3着は多いものの過去10年では僅か1勝と勝ち切れてなかったり。なので2、3着に取りこぼしての高配当狙いも面白いかもしれません。