2012年07月24日
6億円馬ディナシーの息子!ヴェルデホがデビュー勝ち
覚えている方も多いと思いますが、6年前のセレクトセールでトゥザヴィクトリーの娘(父キングカメハメハ)が6億円という破格の金額で落札されております。
当時はびっくりを通り越して俺にも1割くれ!だとか訳のわからない事を口走った方も多いと思いますが、大体この手のニュースはその子馬が走らないといつしか忘れられてしまうもの。
そういや、あの馬どうなったんだろ?なんて暫くたってからふと思い出してみても結局調べるのを忘れていたり…。
んで。“その馬”なんですが、POGをやってる方はご存知な方も多いかもしれませんが、結局デビューできずに繁殖入り。繁殖入り後にディナシーという馬名が付けられ今年そのシンボリクリスエス産駒の初仔がついに先日デビュー致しました。
結果は見事新馬勝ち!
まぁダート戦デビューでしたので芝適性は?なのでダービーが!とかクラシックで!とか語るにはまだまだ早いんですけど、どういう馬になってどんだけ稼ぐのか?興味津々なところであります。
ただ、当時落札された方達がこの馬の馬主ではないみたいなので、いくら稼いでもあの6億円は…なんでしょうけどね。。
1回札幌2日(7月22日)新馬 芝1800m
エデンロック・・・★★★
プロヴィナージュの全弟。スタートを決めてハナへ。5頭立てと少頭数の競馬ということもあり道中はスローに流れての瞬発力勝負。折り合いもつき先頭で溜め逃げを打っていましたが3〜4コーナーから早くも2着馬に外からびっしり馬体を併せられ、ここからゴールまで長い長い一騎打ち。手が動いたのはこちらが先でしたし目標にされた分厳しいかな?と思ったんですが…。長くいい脚と勝負根性でハナ差振り切った。力の要る馬場も得意そうです。
1回札幌2日(7月22日)新馬 ダ1700m
ヴェルデホ・・・★★★
シンボリクリスエス産駒で母父キングカメハメハ。祖母にトゥザヴィクトリーという良血馬。道中は2頭併走するような形での逃げ。そのまま直線に向くと楽な手応えでスッと抜け出し2馬身半差の快勝。馬体もでかくパワフルですがスピード感のある走り。ダート向きにみえる馬ですが芝もこなしそうなスピード感はあります。まぁ走ってみないことにはですけど…。
1回札幌2日(7月22日)未勝利・牝馬 芝1200m
アメージングムーン・・・★★★
ローレルゲレイロの半妹でキングヘイロー産駒。好スタートから2番手へ。抑え切れないような手応えの良さで逃げ馬を見ながらの競馬。直線で追い出されるとややエンジンが掛かるまで時間があり2着馬に一瞬差を詰められましたが、エンジンが掛かるとあっさり。力強い脚色で抜けだした。短距離向きのスピードがあり追われてからもしっかりとした末脚。
2回中京8日(7月22日)中京2歳S 芝1400m
エーシントップ・・・★★★
前走同様素晴らしいダッシュ力で外からスーッとハナへ。引き付けた逃げでもペースは速く持ち前のスピードを生かした競馬に持ち込んだ。直線では馬場のど真ん中でしぶとい粘り。最後はやや一杯気味になりながらも追走した後続の脚も伸び切れず。結局、半馬身差で逃げ切った。前走レビューでも書きましたがこの競馬だとこれ以上の距離は微妙な感じ。
2回中京8日(7月22日)新馬 ダ1200m
メイショウユウダチ・・・★★★
父メイショウボーラー、母父メイショウオウドウ、祖母にはメイショウアヤメというメイショウ一家の夢が詰まった配合。スタートはまずまずも押されて行くとダッシュが速くあっさりハナへ。道中もスピード感溢れる走りで後続を離した逃げを打ち、3〜4馬身のリードを取って直線へ。直線でも追うことなく2番手以下を突き放して行き最後は9馬身差の圧勝。終始スピードの違いを見せ付けた。芝でも要注意の圧倒的なスピード。
2回中京8日(7月22日)未勝利 芝1400m
アラムナス・・・★★
スタートは悪くありませんでしたがあえて控えて後方待機、馬群の中で脚を溜める。4コーナーでは内を突き早めのスパート。他馬が進路を馬場の良い外目にとる中、コーナーワークを利用した一気のマクリで先頭に踊り出る。早めにスパートを掛けた分、最後は一杯一杯になりましたが外から伸びてきた2、3着馬の追撃をなんとかハナ差凌ぎ切っての勝利。ただ勝因は荒れた内を通ったとはいえ4角でのマクリが大きく…
2回新潟4日(7月22日)新馬 芝1800m
ナンヨーケンゴー・・・★★★
タニノギムレット産駒で母父アグネスタキオン。スタートで遅れ道中は内の後方3番手からの競馬。ゆったりとしたペースで馬群は詰まりコーナーでも外に出さずに内から進出。直線でも最内を突きラチ沿いからグングン加速。ラスト2Fで早くも先頭に並びかけあっさりと抜け出した。抜け出してからリードは広げられませんでしたが、並ぶまでの脚、抜け出してからの脚の速さが素晴らしい。配合のイメージどおりの切れ味。
2回新潟4日(7月22日)新馬 芝1200m
コスモアンダルシア・・・★★
内枠から押して出して行き先行すると道中は好位の内で追走。4コーナーでは早くも手綱は動いていましたが、直線でバテることはなく追って追って脚をしぶとく伸ばしてくるタイプ。スパッとは切れないもののジワリジワリと前を追い詰め、ゴール前で内から伸びていた2着馬をアタマ差で捻じ伏せた。スピード感はさほど感じないものの長くいい脚を使いしぶとく粘り込めるタイプにみえます。
2回新潟4日(7月22日)未勝利 ダ1200m
カラダエーピー・・・★★
最内枠から押してハナへ。コーナーから早めに並ばれて併走する逃げ馬には厳しいかたちになりましたが、直線に入ると早々にこれを突き放し独走状態に。最後はさすがに脚が鈍りましたが楽々と3馬身半差で逃げ切った。ただ芝でもと思わせるほどのスピード感はなく、血統もダートよりの印象。距離延長も?で…。